日本集中治療医学会第6回関東甲信越支部学術集会

会長挨拶

このたび、日本集中治療医学会第6回関東甲信越学術集会会長を仰せつかりました。
世の中を震撼させた新興感染症は、良くも悪くも集中治療医学の地位を確固としたものにしました。
もちろん、集中治療医学は一感染症のためだけに存在するわけではありませんが、この2年間は感染症に振り回されたといっても過言ではないと感じています。
集中治療医学は、感染症や呼吸不全に限らずさまざまな重症患者を救うための学問です。そんな思いを込めて、本学術集会のテーマは「すべての重症患者さんのために」としました。
循環不全・意識障害・敗血症・急性腎障害など、さまざまな領域の重症病態について考え、論じたいと思っています。
われわれが行っている診療や看護は、目先の病気や個々の臓器を治すことが最終目標ではありません。さまざまな臓器や器官が有機的に結びついた全体像として患者さんをとらえ、社会復帰に導くことがわれわれの使命です。
したがって、多くの重症病態が複合した場合の対応が大変重要になってきます。この点についてもディスカッションしていきたいと考えています。
会期は2022年7月16日(土曜日)で、会場はパシフィコ横浜ノースの予定です。
開催形式は未定ですが、安全性を担保したうえで、皆様方にとって有益な学術集会となるように努力して参ります。ご期待ください。

日本集中治療医学会第6回関東甲信越学術集会
会長 大塚 将秀
(横浜市立大学附属市民総合医療センター 集中治療部 部長)

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