日本集中治療医学会第6回関東甲信越支部学術集会

優秀演題賞

優秀演題賞とは

優秀演題賞は、日本集中治療医学会の「支部学術集会優秀演題賞選出内規」で定められた賞です。支部学術集会における一般演題が対象で、集中治療医学の発展に寄与することを目的として設けられています。
報告内容の完成度とともに、集中治療医学への貢献度も考慮して客観的な基準で選考され、発表者の今後のさらなる発展を期待して贈られます。
賞の基金は支部会の前身である地方会からの繰越金で構成されています。

優秀演題賞選考基準

応募されたすべての一般演題を対象に、複数の関東甲信越支部運営委員を含む3名以上の査読委員が、日本集中治療医学会の統一された演題評価フォームを使用して査読を行いました。その上位8演題を優秀演題として選出しました。
学術集会当日に優秀演題セッションで発表していただき、いずれも関東甲信越支部運営委員である座長及び審査員の計3名で採点しました。
採点は、抄録の内容・発表・質疑応答などに分けて行い、その合計を得点としました。
最高得点を獲得した演題を最優秀演題賞、2位から4位を奨励賞、5位以下を優秀演題賞としました。最優秀演題賞および奨励賞には、学会既定の副賞が贈呈されました。
なお、今回の8演題の得点は僅差であったことを申し添えます。

会長 大塚 将秀

受賞者紹介

受賞者紹介

◆最優秀演題賞

「スマートグラスが拓く重症COVID-19患者を対象にした医学部学生臨床実習」

この度は輝かしい最優秀演題賞を頂戴し誠に光栄に存じます。医学部学生教育は未来の集中治療医を獲得するための種蒔き作業です。医育機関に属する者として、より多くの学生にICU診療に興味を持ってもらえるように引き続き工夫を重ねて参ります。

野坂 宜之 先生
東京医科歯科大学病院 集中治療部

◆奨励賞

「Brugada型心電図で術中VFとなり、腹臥位CPRにより救命し得た一例」

優秀演題、奨励賞に選んで頂きありがとうございました。今回の症例は、私が麻酔責任者をしていた日に起こりました。急変時に手伝って下さった速水先生、多忙の所スライドを見て頂いた山口嘉一先生、今回の症例が起こる前に抄読会で腹臥位CPRに関しての論文を紹介して下さった麻酔科部長の伊奈川先生にこの場をお借りしてお礼申し上げたいと思います。今後も患者さんの安全の為精進していきたいと思います。

吉田 恵 先生
横浜市立市民病院 麻酔科

「当院におけるCOVID-19流行前後でのコードブルー症例の傾向に関する検討
~単施設後ろ向き観察研究~」

この度は栄誉ある賞を賜り、大変光栄に存じます。今回の受賞は熱心にご指導していただいた先生方のご尽力のおかげであり、この場を借りて厚く御礼申し上げます。今後は解析を継続し、院内急変に貢献していきます。

木村 徳秀 先生
東京大学医学部附属病院 救急・集中治療科

「COVID-19流行期の手術数制限による当院ICU入室傾向への影響」

この度は、思いがけずも優秀演題に選出いただき光栄に感じています。先のCOVID-19流行期に現場で感じていた医療逼迫感が、今回の研究を行う動機となりました。感染症流行下での集中治療のあり方を考える一助となれば幸いです。

横山 暢幸 先生
横浜市立大学附属病院 集中治療部

◆優秀演題賞

「術中の低イオン化マグネシウム血症と術後不整脈」

対面開催が徐々に戻るなか、同セッションの幅広く興味深い演題の数々にならんで、現地演題に立たせて頂いての発表は楽しかったです。他の先生方のご発表は様々勉強になりました。またノミネートされるよう頑張ります!ありがとうございました。

山田 高成 先生
慶應義塾大学 医学部 麻酔学教室

「一般病棟におけるEarly warning score自動算出/表示アプリデータと
病棟退室時重症度との関連」

この度は第6回日本集中治療医学会関東甲信越支部学術集会の優秀演題賞を頂き、有り難う御座います。RRSにおけるEWS普及の一助になればと思います。会長の大塚先生、学術集会開催に御尽力の皆様に感謝申し上げます。

吉田 徹 先生
聖マリアンナ医科大学 救急医学

「「ICU入室期間14日間以内・14日間をこえる割合」(2016年度~2021年度)」

虎の門病院、集中治療科・品質管理室、石井健です。この度は、優秀賞をいただきありがとうございます。日常的ICU管理運営の実施状況・工夫などをご報告しました。今後とも精進いたします。

石井 健 先生
国家公務員共済組合連合会 虎の門病院

「深層生成モデルを活用した胸部レントゲン画像の表現学習のための適切な潜在空間次元数の検討」

この度は優秀賞を授与して頂き誠にありがとうございます。研究内容は人工知能を活用した画像のフェノタイプ解析の基盤技術の開発となります。研究途上のため臨床に直結する技術ではありませんが、人工知能を如何に集中治療に応用するかという視点で引き続き研究を推進してまいります。

酒井 和也 先生
横浜市立大学 医学研究科 救急医学

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